紀伊國屋書店ららぽーと横浜店は、漫画家・萩尾望都氏の最新刊『ポーの一族 青のパンドラ』と『トーマの心臓 プレミアムエディション』(いずれも小学館)が2月9日に発売されたのを 記念し、同日から「世代をつなぐ表現者 私たちの萩尾望都」と題したフェアを開いている。当初は3月中旬までの予定だったが、たくさんのファンや来店者が訪れて好評のため、期間を4月10日まで延長して展開中だ。
SF、ファンタジー、コメディから親子の相克、文明批評、ジェンダーまで、常に現代的で普遍的なテーマが描かれる萩尾作品。同店によると、今回のフェアでは、あらゆる世代に刺さる漫画作品はもちろん、エッセイ、人気作家とのコラボ作品、萩尾望都タロットカード封入の「ユリイカ」など、関連書籍を可能な限り集めた。
同店の入口の柱では「トーマの心臓」「ポーの一族」の巨大ポスターを掲出。複製原画も展示するほか、萩尾氏と同時代を駆け抜けてきた漫画家たちの関連本もあわせて展開するなど、見ごたえも充分。往年のファンから若い読者まで、まさに世代をつなぐフェアとなっている。
同店では、「多くのお客様からフェアへの感謝の言葉をいただき感無量。萩尾望都作品と読者との多くの出会いが生まれることを願っている。幅広い世代のスタッフが参加して、萩尾望都愛をつめこんだフェアに、ぜひお越しを」と呼びかけている。