料理レシピ本大賞実行委員会は4月1日、公式サイトで第10回「料理レシピ本大賞 in Japan」のエントリー受付を開始した。申込締め切りは5月14日まで。ウェブサイトで公開された規約によると、参加費は各部門とジャンルごとに1作品2万円。エントリー数に制限は設けられていない。
今回も前年に引き続き、刊行期間は奥付年月日2023年3月31日までの全ての新刊・既刊がエントリー対象となる。ただし、過去に受賞した作品は対象外とされている。
「料理レシピ本大賞」は、料理レシピ本の指標と魅力をアピールし、その価値を広く浸透させ、書店店頭の活性化を目的として、出版業界の有志が創設したアワード。出版社から作品のエントリーを募り、「書店選考委員」と料理専門家からなる「特別選考委員」による投票で各賞を決定する。
同賞はジャンルを問わず広く料理レシピ本とされる作品を表彰する料理部門「大賞」、こども向けの絵本や書籍が対象の「こどもの本賞」のほかに、「エッセイ賞」、「コミック賞」、お菓子部門「大賞」など、計2部門全5つの賞を設けている。
さらに、今回は料理レシピ本大賞10周年記念として、「ニュースなレシピ賞」が新設された。同賞は、その年のニュースや世相が反映されたキーワードを考慮し、料理レシピ本コーナーの盛り上げにつながるような著者・本を顕彰する。
選考はエントリー作品のすべての中から、事務局分科会と朝日新聞社にて作成する選考基準を元に一次選考、最終選考を経て1~2点を選定する。なお、「ニュースなレシピ賞」の受賞作は大賞受賞作品と重複しない。