ニュースパーク(日本新聞博物館) 4月22日から「多様性」テーマの企画展開催

2023年4月11日

 ニュースパーク(日本新聞博物館)は4月22日から8月20日まで、企画展「多様性メディアが変えたもの、メディアを変えたもの」を横浜市の同館で開催する。

 

 現在、さまざまな分野で「多様性(ダイバーシティー)」を推進しようとする取り組み「DE&I」が進んでいる。新聞・放送・通信社は、社会の中の差別などを問題提起し、その撤廃を報道や事業活動を通じて訴えてきた。

 

 一方で、メディアの中の多様性は、なかなか進んでいないと内外から指摘されている。それでも、女性記者(社員)の増加や若い世代の意識の変化などによって、新しい視点での活動は増えている。

 

 SDGsの機運が高まり、Z世代をはじめ、新学習指導要領で多様性教育を受ける世代が社会に出ていくいま、「多様性」をキーワードに、「メディアが変えてきたもの」と「メディアを変えてきたもの」を時代の変化とともに振り返る。メディアと人々の新しい関係を探りながら、未来の議論につなげていく。

 

 展示資料は約300点。ホワイエでは、2023年の国際女性デー報道を展示する予定。また、この企画展の関連イベントとして、シンポジウム「ダイバーシティーとメディア(仮)」、シンポジウム「ジェンダー平等と新聞社の取材・報道(仮)」、「新聞を活用した多様性教育―京都の実践ワークショップ(仮)」も開く。