読売新聞日曜版「よみほっと」で掲載している人気23コマ漫画「猫ピッチャー」が、連載開始から10年を迎えた。東京・大手町の読売新聞ビルでは記念の展示会が開かれ、関連グッズを扱う公式オンラインストアもオープンした。
「猫ピッチャー」は、漫画家そにしけんじさんが、プロ野球セロリーグ「ニャイアンツ」所属の猫投手・ミー太郎(オス)とチームメイトらとのやり取りをコミカルに描いた作品。2013年4月7日に連載が始まり、今年1月8日に連載500回を迎えた。中央公論新社刊行の単行本コミックスはシリーズ累計で90万部を超え、4月7日には第15巻も発売された。
読売新聞ビル3階「よみうりギャラリー」では4月29日まで「猫ピッチャー展」を開催。そにしさん直筆原画や名場面のパネル、10周年を記念した書下ろし色紙など約40点を展示している。来場者に1人1枚限定で、10周年記念の特製ステッカーをプレゼントしている(なくなり次第終了)。同フロアの「よみうりショップ」では、複製原稿セットなどのグッズも販売している。
公式オンラインストアは4月4日に開設した。読売新聞グループの各種デジタルサービスで使える「読売ID」の会員登録をすると、単行本の表紙イラストや漫画のひとコマを額装した複製原画(受注生産)、ポストカード、クリアファイルなどが購入できる。
4月25日には、よみうり大手町ホールにそにしさんを招き、抽選で選ばれた400人(参加者募集は終了)を交えたファン感謝祭を開催する。読売ジャイアンツ女子チームの宮本和知監督と選手たちもお祝いに駆け付ける予定だ。
そにしけんじさんのコメント
「ミー太郎と同じで作品に全力投球してきたので、10年はあっという間でした。これからも変わらずに一作一作、全力で描いていきますので、ミー太郎や選手たちを温かく見守ってもらえるとうれしいです」