絵本や児童書などをつくる出版社が数多く出展する「上野の森 親子ブックフェスタ2023」が5月4日から5日まで、東京・台東区の上野恩賜公園で開かれている。今年は、昨年始まった業界一丸の読書推進の取り組み「BOOK MEETS NEXT」の連携事業として実施。絵本・児童書を中心に約4万冊が読者謝恩価格で販売されており、初日の4日は晴天に恵まれ、午前中からたくさんの家族連れでにぎわっていた。
BOOK MEETS NEXTと連携
同ブックフェスタは子どもの読書推進会議、日本児童図書出版協会、一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)が主催。2000年の「子ども読書年」の記念事業としてスタートし、昨年は 3 年ぶりに開催。晴天にも恵まれ、コロナ禍にも関わらず、多くの読者が参加した。今年も引き続き、感染対策をしながら開催している。
図書などの購入も昨年同様、キャッシュレス決済のみとしている。図書券、図書カード(磁気式図書カード、図書カードNEXT、図書カードNEXTネットギフト)、クレジットカード(VISA、MASTER)、QRコード決済(PayPay、au pay、d払い、楽天ペイ、銀行Pay)が使える。
昨年は炎天下の中、出版社のブースで選んだ本を購入するレジに長蛇の列ができていたのが印象的だったが、今回はレジを分散。6テントをひと島として、それぞれ中央にレジを設置。日陰にも特設レジが設けられていた。そのため、初日午前中から多くの来場者が訪れていたものの、昨年のような状況は改善されていた。
5日も「全国訪問おはなし隊in上野公園」、出展社による作家のサイン会、読者交流イベント、協賛社によるデモンストレーションなどが開かれる。
ブース出展者一覧(五十音順、主催者発表)
▽赤ちゃんとママ社▽あかね書房▽アリス館▽いかだ社▽池田書店▽今人舎▽岩崎書店▽絵本・応援プロジェクト▽絵本の家事業部▽えほんの杜
▽偕成社▽化学同人▽仮説社▽Gakken▽KADOKAWA▽金の星社▽くもん出版▽佼成出版社▽講談社▽交通新聞社▽光文社▽国土社▽子どもの未来社▽小峰書店
▽朔北社▽Jリサーチ出版▽視覚デザイン研究所▽集英社▽出版ワークス▽小学館▽少年写真新聞社▽新興出版社啓林館・文研出版▽新星出版社▽鈴木出版▽静山社▽誠文堂新光社▽世界文化社▽全国農村教育協会
▽大日本絵画▽玉川大学出版部▽著者サイン会ブース▽汐文社▽東京書籍▽東京美術紙工協業組合▽童心社▽東洋館出版社▽読書推進ブース▽徳間書店▽図書印刷▽凸版印刷
▽ナツメ社▽西村書店▽日本児童図書出版協会▽日本出版販売▽農文協
▽パイ インターナショナル▽早川書房▽PHP研究所▽BL出版▽ひさかたチャイルド▽評論社▽福音館書店▽フレーベル館▽ポプラ社▽ほるぷ出版▽光村教育図書
▽ゆうゆう絵本講座▽ヨンデミー▽理論社▽YA出版会