日刊現代は5月下旬に『「フーディー」が日本を再生する!ニッポン美食立国論』(発売元:講談社)を刊行した。
著者の柏原光太郎氏は、1986年に文藝春秋に入社し、『文藝春秋』や『週刊文春』の編集部を経て、その後ニュースサイト「文春オンライン」や、同社が運営する食の通販「文春マルシェ」を立ち上げるなど、多岐に渡る経歴を持つ。その過程で、日本の食文化に興味関心をいだき、それら関係者らと議論を交わし、関係を深めてきたという。また2018年には美食倶楽部「日本ガストロノミー協会」を設立し、自ら会長を務めている。
同書は世界から注目される美食国家としての日本にフォーカス。「食」を新たな観光資源と位置づけ、富裕層やインバウンドの需要を喚起する「ガストロノミーツーリズム」についてまとめた書籍で、帯には放送作家や脚本家など多方面で活躍する小山薫堂氏が推薦文を寄せている。また巻末には北海道から沖縄まで同書に登場する飲食店・ホテルを地域別に一覧で紹介している。
□四六判/272㌻/定価1870円