「さすらいの老犬一匹」が高知へ 6月17日 北方謙三氏トークイベント&サイン会

2023年6月12日

 

B2_北方謙三サイン会のサムネイル

 

 

 カルチュア・コンビニエンス・クラブはこのほど、作家・北方謙三氏の著書および写真集の連続発売を記念したコラボレーション企画「老犬2匹は、十字路で奴と出会う」で、全国6カ所のTSUTAYAなどで実施していた特別フェア展開企画について、装飾性に優れた最優秀店舗として高知県のTSUTAYA中万々(なかまま)店を選出した。これを記念して、6月17日に同店に北方氏本人が訪れ、トークイベント&サイン会を開催する。

 

 ハードボイルド文学界の巨匠で、23年の長きにわたり直木賞の選考委員も務めた「唯一無二」の作家・北方謙三氏。北方氏の著書、写真集の連続発売を記念するとともに、作家として書店を盛り上げたいという北方氏の思いのもと、コラボレーション企画「老犬2匹は、十字路で奴と出会う」(共催:北方謙三事務所/協力:岩波書店、集英社、トゥーヴァージンズ)はスタートした。

 

 高知県のTSUTAYA中万々店は、全国的にも知られるオリジナル〝文学賞〟「山中賞」の生みの親でもある名物書店員・山中由貴氏をはじめとした書店員が、直筆の手紙や手描きPOPなどの店頭展開と合わせ、動画やSNSも活用しながら、独自の作品提案を行っているという。

 

 トークイベント&サイン会「さすらいの老犬一匹、四国で愛書家に出会う」は6月17日16時から開く。北方謙三の公式Voicyチャンネル「幻の謙三通信」(https://voicy.jp/channel/3437)でも生配信する。募集した質問の中から、北方氏がコメントするなど、「作家として書店を盛り上げたいという趣旨で始まった企画のフィナーレに相応しい内容」と、たくさんの来店を呼びかけている。

 

同イベントに寄せた北方謙三氏メッセージ

 

『故郷で会おう、四国の書店で会おう』

 物心がついた時から、本はそばにあった。懐かしき友なのだ。その友は、いつだって書店にいた。そしていつか、書店は私の心のふるさとになった。