東京都千代田区立日比谷図書文化館は６月30日、上智大学文学部新聞学科の柴野京子教授を招いた講演会「横断的な読書環境と社会のアーカイブ─図書館・書店・読者─」を同館の日比谷コンベンションホールで開催する。19時開始（18時30分開場）。定員200人（事前申込制）、参加費1000円。
新型コロナウイルスによって中止となっていた「これからの書店 図書館 出版社 取次」シリーズを再開する。同館では、「本をめぐるデジタル化の影響は、単に書物それ自体のデジタル化にとどまるものではなく、プラットフォーム、流通のデジタル化でもあった。それは紙や電子、リアルやバーチャルといった単純比較ではとらえることのできない共通の社会変革なのであり、これによって互いの役割やありかたが見えてきたともいえるのではないか。そうした状況を概観しながら、いまそれぞれのアクターに求められていることを、一緒に考えていく」と聴講者を募集している。