アナウンサーでエッセイストの南美希子さんが書いた新書『「老けない人」ほどよく喋る─健康長寿のカギは話し方にあった─』が6月8日、ワニ・プラスから発行された。発売はワニブックス。元テレビ朝日アナウンサーで、話し方のプロである著者が、老けないための話し方のコツを教える。
「人の幸せは詰まるところ、他者との関わりの中に生まれてくると言っても過言ではないと思います。(中略)歳を重ねるにつれ、会話の重要性、ありがたさはより一層、増してくると思います。もう『話下手だから』などとは言わせません。この本に書かれていることを実践し、臆せず外に出てみましょう」(「おわりに」より」。
認知症の予防や健康寿命を延ばすためには、社会とのつながりを維持することは必須で、孤独や孤立はシニアにとって大敵となる。「そのために重要になるのが、世代を超えたさまざまな人たちとのコミュニケーションと、そのための会話」だとして、「この本に書かれている話し方のコツを押さえて実践すれば、仲間も増え、あなたの世界が広がるはず。そして、それは残りの人生をさまざまな病という災厄から遠ざけるだけではなく、感動や気づきのある充実した日々にするはず」と薦めている。
巻末には、ベストセラー『80歳の壁』の著者、和田秀樹氏との対談「会話と老化の深~い関係について」を収録している。