日販グループホールディングスは、物流センターの梱包資材(プラスチック)や 出版物から生まれた古紙を素材として活用する研究・開発に取り組んでおり、事業から生まれる循環素材を使用し、ノベルティなどを製作している。その一環として、同グループのESG活動を身近に感じてもらうべく、取次事業により生まれた循環素材を活用し、出版業界でもゴルフ愛好家が多いことから、ゴルフティーをはじめとした関連ノベルティを製作し、取引先へ提供している。
当初、返品となった古紙からゴルフティーを作ろうと試みたが、強度の観点から見送りになったという。その後試行錯誤を繰り返すなか、物流現場で使用している梱包資材を再利用することで、製品化するに至った。またティーだけではなく、付属品としてスコアを書き込めるメッセージカードと封筒も作製しており、これらも古紙40%以上を含む再生和紙を使用している。
なお同グループは、2022年4月にESG経営を推進する体制として、グループESG推進 委員会を、また各事業での実行性を高めるべく、中核事業各社にも ESG推進委員会を設置している。