「風の谷のナウシカ」をはじめ、「天空の城ラピュタ」や「となりのトトロ」、「千と千尋の神隠し」など数多くの長編アニメーションを世に送り出してきた宮崎駿監督──。紀伊國屋書店ららぽーと横浜店(神奈川県横浜市)は、宮崎監督の作品世界をもっと楽しんでもらうため、ブックフェア「宮崎駿フェア~風は吹いているか」を同店内で展開している。8月31日まで。
宮崎監督が10年ぶりに世に送り出した長編アニメーション映画「君たちはどう生きるか」が7月14日から公開されている。それに先がけ、同店では7月1日から宮崎監督関連のブックフェアをスタートしている。
「宮崎駿フェア~風は吹いているか」では、アニメ絵本シリーズ、原作「風の谷のナウシカ」、「ロマンアルバム・シリーズ」、「絵コンテ全集シリーズ」、設定資料集、エッセイ・対談・インタビューなどから、吉野源三郎「君たちはどう生きるか」まで、幅広い層の来店者が楽しめる内容となっている。
また、参加型企画として「宮崎監督作品イチ推し投票」も実施中。来店者に自身のおすすめの宮崎作品にシールを貼ってもらう形で、店内に掲示している。
さらに、「ジブリがいっぱい/みんなで見つけよう!」も実施している。同店のどこかに隠れているスタジオジブリの映画に出てくるキャラクターを探すもので、それを楽しそうに探す親子や若者の姿が見られるという。
同店によると、時機を得た今回のフェアで、原作「風の谷のナウシカ」や絵コンテ、画集などのほか、「君たちはどう生きるか」や宮崎駿コメント帯の付いた海外児童文学「失われたものたちの本」も好調に動いているとのこと。「イチ推し投票」も3000票を超えるほどの投票があるなど、多くの人が来店している。同店では、「フェア会場は、家族連れや友人同士で作品を語り合うスペースとして、店内に活気をもたらしている」と手応えを感じている。