タイガー魔法瓶は8月31日、関東大震災から100年を契機に、新聞紙1部があれば電気がなくてもごはんを炊くことができる防災グッズ「魔法のかまどごはん」を開発したと発表した。同日からオンラインストアで予約を受け付けている。
同社の創業の年である1923年が、史上最大の地震災害として記録に残る関東大震災が発生した年で、ともに100年を迎えるのに合わせて、社内公募制度から生まれた製品。
炊飯器の燃料は新聞紙。電気やガスを使わないことが最大の特長で、新聞紙1部(3合なら36ページ分)あれば、ライターやマッチなどで古紙を燃やすことで、「炊きたて」のごはんが炊ける。
同社では、「自然災害の多い日本では、災害への備えを怠ることができない状況となっている。被災後ライフライン復旧までの間に、電気やガスを使わなくても、比較的手にしやすい新聞紙1部さえあれば、簡単に炊きたてのごはんが食べられる製品を開発した。普段はアウトドアグッズ・キャンプなどでも活用いただきつつ、もしもの被災時には防災グッズとして使用してほしい」と呼びかけている。