読売新聞は10月11日、将棋の第71期王座戦五番勝負(日本経済新聞社主催)の第4局で、藤井聡太竜王(21)(名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖)が勝って王座を奪取し、史上初の八冠独占を成し遂げたことを伝える号外約45万5000部を発行した。一部を同日夜、東京と大阪の街頭で配布した。
第4局は京都市で行われ、挑戦者の藤井竜王は永瀬拓矢王座(31)を破ってシリーズ3勝1敗とし、王座を獲得した。将棋界は2017年から現行の八大タイトル制となっている。
号外は2ページの表裏カラー。 東京・新橋駅前では午後10時から、東京本社社員らが500部を配布した。遅い時間にも関わらず、仕事帰りの会社員らが、待ち望んだ快挙を伝える号外に次々と手を伸ばし、10分ほどで全て配り終えた。大阪・京橋駅前でも大阪本社社員らが500部を配った。