日本新聞協会による第76回新聞週間が10月15日から始まった。週間中のメーンイベントとなる第76回新聞大会は、同18日に軽井沢プリンスホテルウエストで開かれる。恒例の研究座談会は、「AIと新聞」と「進化するメディアビジネス」をテーマに2部構成で行われる。
今年度の新聞週間代表標語は「今を知り 過去を学んで 明日を読む」──。新聞大会は、11時からの大会式典で大会決議採択、新聞協会賞などの授賞式を行う。また、地元高校生（長野県高等学校文化連盟新聞専門部）による新聞協会賞を受賞した記者らへの公開インタビューも予定されている。
午後1時30分から記念講演。脚本家の三谷幸喜氏が登壇し、中澤佳子アナウンサー（信越放送）との対談形式で話す。
研究座談会のうち、テーマ「AIと新聞」は新聞協会・中村史郎会長（朝日新聞社社長）をコーディネーターに、新聞協会・山口寿一理事（読売新聞グループ本社社長）、新聞協会・長谷部剛副会長（日本経済新聞社社長）、慶應義塾大学・山本龍彦法科大学院教授の3氏がパネリストを務める。
「進化するメディアビジネス」は、新聞協会・小坂壮太郎副会長（信濃毎日新聞社社長）がコーディネーターを務める。パネリストは朝日新聞社・戸辺久之執行役員メディア事業担当兼メディア事業本部長、中国新聞社・増田泉子地域ビジネス局長、西日本新聞社・秀島徹執行役員メディアビジネス局長の３氏。
今年の新聞配達の日、新聞少年の日は10月15日。第30回「新聞配達に関するエッセーコンテスト」の受賞作は10月2日に発表された（3面に最優秀賞の作品を掲載）。
「新聞広告の日」記念式典は10月20日、東京・千代田区の帝国ホテルで開催し、第43回新聞広告賞と新聞広告PRコンテストの贈賞を行う。東京、大阪、名古屋、福岡の4地区で開く「新聞週間記念の集い」の概要は次の通り。
〈東京〉
▽対談「生成AIとメディア」（桜美林大学・平和博教授×俳優、作家、歌手・中江有里氏）▽10月25日18時～Zoomによるオンライン配信
〈大阪〉
▽トーク「政治と若者」（タレント・井上咲楽氏、読売新聞大阪本社社会部・喜多俊介記者、司会進行・澤口実歩読売テレビ放送アナウンサー）▽10月15日13時～大阪商工会議所国際会議ホール（大阪市中央区）
〈中部〉
▽「情報の一期一会 ～お寺の和尚さんのこころに響くお話～」（奈良県・阿弥陀寺住職、森圭介氏、兵庫県・須磨寺寺務長、小池陽人氏、愛知県・林昌寺副住職、野田晋明氏）▽10月19日18時30分～ウインクあいち大ホール（愛知県産業労働センター、名古屋市中村区）
〈福岡〉
▽「『明日を育む』鳥越裕介さんに聞く～コーチング論とピンクリボン運動～」（元プロ野球選手・鳥越裕介氏、聞き手・大谷真宏TNCテレビ西日本アナウンサー）▽10月17日18時30分～パピヨン24ガスホール（福岡市博多区）