大手取次年間ベストセラー発表 『大ピンチずかん』と『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』1位に

2023年12月1日

 大手取次のトーハンと日本出版販売(日販)は2023年年間ベストセラーを発表した。トーハンの総合1位は『大ピンチずかん』(小学館)、日販の総合1位は『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』(ダイヤモンド社)。日販によると『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』は学参ジャンルで初の年間総合1位だという。集計期間はいずれも2022年11月22日から2023年11月21日。

 

 『大ピンチずかん』は発売から1年半で絵本賞8冠を獲得。『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』23年1月にテレビで取り上げられたことをきっかけに火が付いた。

 

 トーハンの総合3位は凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社)、日販の総合3位はホラー作家でYouTuberの雨穴『変な家』(飛鳥新社)、同4位も雨穴の『変な絵』(双葉社)だった。『変な家』のYouTube動画は再生回数1500万回を超えたという。

 

 村上春樹の『街とその不確かな壁』(新潮社)はトーハン、日販ともに総合5位だった。

 

日販ベストのサムネイル

両社の発表資料から作成