文化通信社 第3回「ふるさと新聞アワード」贈呈式 全国の地域紙記者らに贈賞

2023年12月11日

 文化通信社は12月1日、全国の地域紙の優れた記事を表彰する第3回「ふるさと新聞アワード」の贈呈式を東京・台東区の東天紅上野本店で開催した。グランプリに選ばれた熊野新聞社(和歌山県新宮市)をはじめ、「もの」「こと」「ひと」の各部門賞を受賞した地域紙の記者らが出席。Google News Initiativeが選んだ「Googleアワード」と、株式会社PR TIMESが選定した特別賞とともに贈賞した。(贈賞式の模様は後日詳報します)

 

第3回「ふるさと新聞アワード」の受賞者、審査員ら

 

 贈呈式の冒頭、文化通信社の山口健代表取締役があいさつ。続いて、同社の星野渉社長が各部門の優秀賞と最優秀賞、連載・企画賞を各社に贈呈。グランプリに選ばれた熊野新聞の記事「嗚呼!!壮絶かな、観光合戦!!」を書いた西久保勢津子記者には、山口代表から賞状や賞金、記念品が贈られた。

 

グランプリを受賞した熊野新聞社・西久保記者(右)と文化通信社・山口代表

 

 引き続き懇親会を開き、日本地域紙協議会の前会長で顧問を務める市民タイムス(長野県松本市)の新保力会長が乾杯のあいさつ。審査員を務めた加来耕三氏(歴史家・作家)、中川政七氏(中川政七商店会長)、山崎まゆみ氏(温泉エッセイスト)も来場し、審査の講評を述べた。同じく審査員の小山薫堂氏(放送作家・脚本家)、高橋俊宏氏(ディスカバー・ジャパン代表取締役)もビデオメッセージを寄せ、全国の地域紙とそこで働く記者にエールを送った。

 

 グランプリの西久保記者もあいさつし、記事を書いた背景や地域の実情などを紹介。「熊野古道の世界遺産登録20周年を来年に控えている。機会があればぜひ訪れてほしい」と呼びかけた。

 

 続いて、「Googleアワード」を受賞した丹波新聞社(兵庫県丹波市)に贈賞。同社の足立智和記者が喜びの声を語った。PR TIMES特別賞に選ばれた岩手日日新聞社(岩手県一関市)の菅原祥編集局長もあいさつし、地域に密着した新聞社の意義や役割についての思いなどを話した。