学研ホールディングスの調査・研究機関である学研教育総合研究所と同社グループ会社のGakkenは、ウクライナ・キーウ国立経済大学のガンナ・マモノワ博士を発起人に、「ウクライナ教育支援プロジェクト」を立ち上げ、ウクライナの学校に電子黒板を寄贈するクラウドファンディング「子どもたちの学びを止めるな。ウクライナへ電子黒板を。」を実施している。クラウドファンディングサービス「READYFOR」で11月21日から開始し、第1目標金額を早々に達成。現在、ネクストゴールの目標金額達成に向けて、締め切りの2024年1月31日23時まで、さらなる支援を呼びかけている。
プロジェクトURL=https://readyfor.jp/projects/UKR-manabipj2023
今回の「ウクライナ教育支援プロジェクト」は、ウクライナの教育現場の今を1人でも多くの人々に知ってもらい、ウクライナの子どもたちの未来をつくるため教育支援を実行するのが目的。Gakkenは創業者・古岡秀人氏の「戦後の復興は、教育をおいてほかにない」という信念を継承するグループ全体でこの支援に取り組んでいる。
教育支援の具体的な内容は、発起人のガンナ博士が希望したウクライナの小学校などへの電子黒板の寄贈。最新のテクノロジーを使った学習ツールで、「未来を担うウクライナの子どもたちに、よりよい教育を受けてほしい」という強い願いから、電子黒板を寄贈品としている。
クラウドファンディングのリターン(返礼品)は、ガンナ博士原作の学習まんが『ブレーズ・パスカルと組合せ論』(日本語版)。原書のウクライナ語版を、東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構・辻研究室の協力のもと、Gakkenの編集部が編集・制作している。寄付した人たちのお名前を「プロジェクト賛同者」として、本に掲載する
Gakkenは「学研グループ各社の力を結集し、子どもたちへの〝学びの支援〟を行っている。この取り組みは『SDGs 目標4 質の高い教育をみんなに』を推進することにもつながる。この支援の輪を世界中の人々に広げ、子どもたちが学び続けることができる世の中を創っていきたい」としている。