読売新聞 創刊150周年 ブランディングCM制作

2024年1月26日

 読売新聞社は今年11月2日に創刊150周年を迎えるにあたり、ブランディングCM2本を制作した。担当した読売新聞東京本社ブランド企画部は「これからの社会を担う若い世代を中心に、読売新聞の報道姿勢や幅広い事業展開を伝えるのが狙い。様々な媒体を使って、周年イヤーにブランドイメージのさらなる定着を図りたい」としている。

 

ブランディングCMに合わせて制作したPRポスター

本紙編QRコード

 

 新CM「本紙編」は、SNSなどに真偽不明の情報があふれる中、強固な取材網と販売網を生かして確かな情報を届け続ける読売新聞の価値をアピールするもので、もう1本の「スポーツ編」は、報道と事業でスポーツの感動を伝えてきた読売新聞が、今後もスポーツ文化の発展に尽くす決意を表している。読売新聞朝刊の一面コラム「編集手帳」のPR広告などを手掛けた、クリエイティブディレクターのサトー克也氏(60)が監督した。

 

 本紙編は未来の読者である若者からの「読売新聞を、信じてもいいですか」という問いかけに、「確かな情報だけをあなたに」と約束する内容。若者役には小学生向けファッション誌のモデルとして活躍する橘侑里(ゆうり)さん(12)を起用し、紙面制作にあたる記者らの映像を組み合わせた。

 

ブランディングCMに合わせて制作したPRポスター

スポーツ編QRコード

 

 スポーツ編は、読売新聞社が関わる箱根駅伝や昨春のWBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)などの写真や紙面とともに、声援を送る人たちの姿を映し出し、「スポーツ報道に、熱。スポーツ振興に、愛。」の言葉でまとめた。CM冒頭には、1934年に同社が開催した日米野球大会の様子を収めた貴重なモノクロ映像も使用した。

 

 CMは日本テレビの番組「シャカレキ!~社会歴史研究部」(関東ローカル、毎週土曜午後8時54分)とBS日テレ「深層NEWS」(月~金曜午後6時58分)で放送中。1月2、3日に開催された箱根駅伝の中継番組でも集中放映した。

 

 また、若い世代に向けてスマートフォンでの利用が多い動画配信サービス「TVer」にも出稿。東京メトロと首都圏を走るJR車内でも放映したほか、大手町駅構内のデジタルサイネージ(計153面)でも流すなど、幅広くPRしている。

 

 今後も、進学・就職などを機に新聞を手にしてもらえるよう新年度を前にした3月や、11月の創刊記念日などに合わせ、2本のCMを効果的に使ったPR展開を進めていくという。