文化通信社はこのほど、人生の先輩である著名人50人が若者に贈りたい本を選んだギフトブックカタログ『先輩の本棚 2024』を、東京都立高校の全校(190校)をはじめ、港区、渋谷区などが実施した「二十歳のつどい」に出席した若者らに、合計15万部を配布した。また、同書の寄贈に対して1月22日、港区の武井雅昭区長から文化通信社の山口健代表取締役に感謝状が手渡された。
『先輩の本棚』は人生の先輩である著名人が若者に贈りたい本を3冊選び、本人のコメントとともに掲載。インタビューやコラム、イラストルポなど読み物ページも充実しており、本や読書の楽しさをあらためて知ることができる。昨年12月15日発行、B5判オールカラー92㌻。
作成にあたり、公益財団法人文字・活字文化推進機構、公益社団法人読書推進運動協議会、一般社団法人出版文化産業振興財団の後援をはじめ、多くの企業や出版社が協賛している。これらの後援、協賛、自治体の協力を得て、全国の若者に合計15万部を配布した。
配布したのは、全都立高校への4万1400冊をはじめ、鹿児島県立高校(68校)、角川ドワンゴ学園のN高校、S高校、日本大学附属高校(19校)、桐蔭学園高校、慶應義塾高校、灘高校などの卒業生に合計10万冊。
また、港区、目黒区、渋谷区、新宿区、世田谷区、その他自治体の「二十歳のつどい」に参加した若者に合計5000冊を、そのほか図書館、書店、企業などを通して4万冊を配布している。
港区には900冊を贈った。それに対する感謝状が武井区長から山口代表に手渡された。懇談の場も設けられ、活字文化推進の重要性や文化通信社の取り組みについて両者が意見を交わした。