NHK出版は、関西圏の書店を対象とした説明会を2月16日、大阪・北区のホテルグランヴィア大阪で開催し、約80人が出席。スペシャルゲストとして「ラジオ英会話」の講師で、新テキスト『NHKラジオ英会話サブノート 1日1文!集中トレーニング』の監修も務めた東洋学園大学・大西泰斗教授が登場し、会場を沸かせた。
田中洋取締役マーケティング局長が「新年度の定期購読案内のスタート時期となった。多くの書店から『売場をしっかりつくりたい』の声をいただき心強い。書籍・ムックは大河『光る君へ』の放送が始まり、舞台の滋賀県、京都府の書店をはじめ販売に尽力いただいている」と謝意を示した。
語学編集部・三田村美保部長に紹介されて登壇した大西氏は「英語は敷居が高く思われがちだが、話せるとスマートフォンより便利で世界に広がるツール。ビジネスに使うのはハードルが高いが、外国人と少しでも話せるようになってほしい。そのための基本的なトレーニング」とし、『ラジオ英会話サブノート』を推奨した。
販売促進ではセールス・プロモーション部・鈴木敏部長が「定期購読獲得に精力的に取り組まれ、昨年もコンクール上位入賞を果たした」と、西日本書店の槌賀啓二取締役店長を紹介。自身でも『英会話タイムトライアル』を定期購読する槌賀氏は「お客さんに自分の体験を伝えられ、コミュニケーションが生まれる」と理由を説明。定期獲得のポイントについては「当店独自で、途中で止められることや、まずは3カ月から始めようなどハードルを下げた表現の申込用紙を作成し、声掛けも積極的に行っている」と語った。
懇親会でNHK出版・松本浩司社長は「大河や朝ドラのガイドブックなど多くの人に喜ばれるが、NHKにはほかにも数百万人、紅白歌合戦のように数千万人に見られる番組がある。これらを一つでも多く発行物として提供していきたい」とあいさつ。
大阪府書店商業組合・深田健治理事長(ブックス深田)が「NHKテキストは定期購読の根幹となる商品。私は学校図書館に薦めているが『勉強にも生かせる』と反応がいい。今後も力を入れていきたい」と述べた。
企画の内容は3月31日までオンライン配信もされている。詳しくはNHK出版セールス・プロモーション部まで。