インバウンド向け マンガが読めるホテル開業 東京・馬喰町に

2024年3月25日

 

 

 ジェイアール東日本都市開発は4月1日、所有する馬喰町Gate4ビルを、コンセプトホテル「MANGA ART HOTEL, BAKUROCHO」(マンガアートホテル馬喰町)として改装し、開業する。ホテルはインバウンドの長期滞在を意識した広い客室を特徴とし、7階建ての最上階にはドロップインでも利用可能なシェアオフィス「MANGA AND BOOKS WORK LOUNGE」も備える。

 

 ㈱dotとリノベる㈱との協業で開設する。「MANGA ART HOTEL」ブランドは、2019年に千代田区神田にオープンした「MANGA ART HOTEL, TOKYO」を皮切りに誕生したdotの新ホテルブランド。「眠れないホテル」をテーマに、宿泊者に新たなマンガ体験を提供するホテルを運営している。「日本を訪れるインバウンドの数が増える中、同ブランドは日本が誇る文化のひとつ『マンガ』を世界中の人々にもっと愛してもらうため、マンガに没頭できる特別な空間を提供することをミッションとしている」という。

 

 「MANGA ART HOTEL, BAKUROCHO」の各居室には、それぞれ約400冊のマンガを置く。居室内のマンガは自由に手に取ることが可能で、部屋ごとにラインナップが異なるのも特徴。置かれているマンガは〝本〟のプロであるdotメンバーが一冊一冊選書しており、「利用者が普段は手に取らないような本との出会いの場を提供したい」という情熱を込めている。それぞれの蔵書にはおすすめコメントがついており、宿泊者と未知のマンガとの出逢いの橋渡しを担う。

 

 2階から5階までの宿泊フロアは、75㎡のフロア全体を一部屋とした、広々とした部屋割としている。「自宅で家族と過ごすひとときのように、ゆったりと寛げるホテルを演出」する。同ホテルは〝旅〟もキーワードのひとつで、1階エントランスコーナーの宿泊者全員が閲覧できる本棚の中には、旅に関するマンガを集めた特設棚も設ける シェアオフィス「MANGA AND BOOKS WORK LOUNGE」は、室内に約500冊のビジネス書やビジネス系マンガを設置する。

 

 ▽所在地=〒103-0002 東京都中央区日本馬喰町1-10-12(JR馬喰町駅4番出口直結)