福音館書店は4月1日、世界の昔話を集めた「こどものとも 世界昔ばなしの旅セット(15冊)」を刊行した。同セットは、世界の昔話絵本全45冊を15冊ずつのセットにして、3年かけて刊行していく企画の第1弾となる。
同社によると、1956年に創刊された月刊絵本「こどものとも」は、「一冊の本の中に一つの物語」というコンセプトのもと、65年以上にわたって毎月新しい絵本を届け続けてきた。その長い歴史の中で、『ぐりとぐら』『おおきなかぶ』などの物語絵本に加えて、世界各国の昔話の刊行も続けており、その数はこれまでに60点以上に及ぶという。
2026年に「こどものとも」が創刊70周年を迎えるにあたって、世界の昔話絵本全45冊を15冊ずつのセットにして、3年かけて毎年1セットずつ刊行する。第一弾、第二弾は1997年に刊行して好評だったセットの復刻版となる。2026年刊行予定の第三弾は、今回新たに選書し、新セットとして刊行する。
同社は、「長い歳月をかけ、人々の口で語られ耳で聞くことで伝承されてきた昔話は、人生において大切な価値観や知恵がしっかりと織り込まれつつ、子どもたちにも受け止めやすい形になっている。この機会にぜひ、世界の豊かな昔話絵本の世界を楽しんでいただきたい」とすすめている。
▽セット名=「こどものとも世界昔ばなしの旅セット」(15冊)
▽刊行日=4月1日
▽定価=1万6500円(税込)
▽サイズ=28×21×13㎝
▽内容紹介=アジア・南米などの地域で親しまれるおはなしを15冊収録。昔ばなしを楽しみながら、豊かに息づく文化に出会えるセット