公益社団法人読書推進運動協議会は、4月23日から5月12日まで実施している第66回「こどもの読書週間」に合わせて、今後もこのイベントなどを継続していくためのクラウドファンディングを実施している。クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で、タイトルは「本の楽しさをすべての人に!『こどもの読書週間』の未来に参加しませんか?」。期間は5月24日(金)まで。
クラウドファンディングページ=https://camp-fire.jp/projects/view/750728
同協議会によると、終戦まもない1947年、まだ戦火の傷痕がいたるところに残っているなかで、「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意のもと、出版社、取次会社、書店と公共図書館に、新聞・放送のマスコミ機関も加わって、第1回「読書週間」が開催された。そして、59年には「こどもの読書週間」も始まった。
両週間を長きにわたって主催し、毎年それぞれオリジナルのポスターを制作、無償で全国に配布(例年各5万枚以上)しているが、「原資である会費収入について、会員数は少しずつだが減少傾向、反面、昨今のインフレにより制作物の製造コストや各種経費は増加している。結果として慢性的な赤字状態となっている」という。
そのため、「このままでは両週間を主催し、継続的に運動を推進するのが難しくなるという危機感を抱き、今回クラウドファンディングを実施することにした」と呼びかけている。
リターンは金額によって変わり、人気の二人組絵本作家、ザ・キャビンカンパニーの書下ろしによる2024年ポスターのポストカードなど。