八重洲ブックセンターは6月14日、JR東京駅八重洲口直結のグランスタ八重洲地下1階に「八重洲ブックセンター グランスタ八重洲店」をオープンした。昨年クローズした八重洲ブックセンター本店のレガシーを受け継ぐ店として、来店客の需要に応える。
八重洲ブックセンター本店は地域の再開発に伴い、惜しまれつつも2023年3月末で営業を終了したが、28年に跡地にできる大型複合施設内への出店を計画している。八重洲ブックセンター グランスタ八重洲店は、本店を受け継ぐ店としてオープンしただけあり、ワンフロアながら、ビジネス書や人文社会系の書籍が充実。文庫から雑誌、コミックス、絵本まで幅広い品ぞろえとなっている(売場面積72坪、在庫数約5万冊)。
また、東京駅直結ということもあり、旅行雑誌が充実し、鉄道グッズもおもちゃからブルーレイまでさまざま扱う。書籍以外では、のし袋やブックカバー、インバウンドを意識した雑貨なども販売し、期間限定のポップアップストアも展開する(8月4日まではハーブ専門店「生活の木」のポップアップを開催)。
店内の一角では「YAESU GALLERY」と題して、書籍を「1999年以前」「2000年~2010年」「2011年~2023年」と初刊が発行された年度で分けて面陳したり、本店の柱に作家が書いたメッセージや色紙を展示したり、ところどころに本店への思いが込められたコーナーが設けられている。
八重洲ブックセンター事業統括部の内田俊明さんは、「仕入れは本店のMDが担当する。今後もビジネスパーソンのニーズに応えたい」としながら、新店は観光のハブとなる東京駅の敷地内(改札外)にあり、客層が変わる可能性もあるため、今までの顧客を大切にしながら柔軟に対応していきたいと話した。
□所在地=東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅構内グランスタ八重洲地下1階
□営業時間:10~21時/年中無休