雑協 レシートアプリで北陸3県書店を応援 100店超参加

2024年7月1日

 日本雑誌協会(雑協)は7月1日、レシートアプリ「CODE」を使って北陸地域の書店を応援するキャンペーンを開始した。1月に発生した能登半島地震から復旧・復興を図る書店店頭で対象誌を購入し、バーコードとレシートを読み込みアンケートに回答するとポイントが付与される。購入者はポイントを他の買い物で利用し安く購入できる。

 

 1誌につき各先着50人に100ポイントを付与する。対象誌は7月1日から8月31日までに発売する28誌。北陸地方の書店103店が参加する。内訳は福井29店、石川37店、37店。キャンペーンは9月30日まで。

 

 企画した雑協・次世代雑誌販売戦略会議の井上直議長(ダイヤモンド社)によると、前回23年末に実施した実証実験は「書店の負担がほぼ必要ないことが非常に高く評価された」という。購入者アンケート等でポイント付与が書店への来店動機、雑誌の購入動機につながったこともわかり、あるマネー系雑誌は従来の読者層とは異なる層にリーチできた結果も出ている。

 

 レシートアプリ「CODE」は雑協賛助会員インテージテクノスフィアの関連会社「リサーチ・アンド・イノベーション」が提供。4月末時点での登録ユーザーは330万人でアクティブユーザーは30万人前後。女性が7割でボリュームゾーンは20~50代。