文化通信社はデジタルチラシ配信サービス「BookLink PRO」で人気投票キャンペーン「書店員が投票する! デジタル販促チラシコンテスト」の第2回を7月1~31日にかけて開催した。
同サービスで公開されている出版社の販促チラシやPOPなどに、書店員がコメントを付けて投票するコンテスト方式で行われ、70人の書店員から投票が寄せられた。
キャンペーンの投票結果は8月下旬に本紙「TheBunkaNews」や書店向け情報紙「BookLink」のウェブ版などで発表予定。また、キャンペーンに参加した書店員から抽選で10名に図書カードNEXT3000円分をプレゼントする。
書店現場からの提言と指摘
人気投票キャンペーンの第2回では、書店員からサービスや出版社に向けた提言も募集した。販促チラシについては「書籍の表紙以外で色が多く入っているものは、逆に分かりづらいかもしれない」「チラシはすごく重要なアイキャッチ、今後も力を入れてほしい」。
このほかにも「ハガキサイズのPOP画像をチラシの中に入れ込んでみられてはと思う。プリントアウトして切り取りラミネート加工すればPOPがすぐに作れる」という提言があった。
さらに「受信する側に紙代を強いるFAXという手段は早く廃止してほしい。また、書店へ流す情報も厳選してほしい。チェックする時間が取れないうえ、9割以上のFAXが既知を含めて不要。来店営業をしない代わりに何でもかんでもFAXやテレアポで膨大な情報を押し付けられても、受信側コストが膨れる一方で、リアル書店の運営に支障が出る」など、書店の負担や改善希望に関する声が上がっている。