出版文化産業振興財団(JPIC)は8月9日、独立行政法人日本芸術文化振興会からの委託事業として、「文化芸術活動基盤強化基金クリエイター等育成プログラム」のマンガ分野における育成プログラムを受託したことを発表した。現在、出版社から同事業への参加を希望するマンガ家・編集者の推薦を受け付けている。
日本のマンガ、アニメ、音楽、現代アート、伝統芸能などのコンテンツは、海外でも高く評価されており、国内市場にとどまらず、世界発信することで、日本の成長力の強化にも資する。そのため、文化庁が「文化芸術活動基盤強化基金」を日本芸術文化振興会に設置。次代を担うクリエイターらの挑戦、育成を支援することを目的に、「クリエイター等育成プログラム」が設けられた。
JPICは、同プログラムでグローバルに活躍できるマンガ家らを育成し、国際的プレゼンスの向上につなげることを目指すとしている。
募集対象は、マンガ家と(希望がある場合は)担当編集者の計10人程度。出版社・国内外のアドバイザーからも推薦を受けたうえで、選定委員会で選出する。
育成対象者は、①国内で商業出版したことがあるキャリアの浅いマンガ家②国内では高い評価があり、海外でも商業出版はされているが、評価や注目が十分ではないマンガ家③国際的にはまだ評価の低い少女マンガを描くマンガ家、文学性・芸術性の強い作品を創作するマンガ家など④選定委員より海外に訴求力を持つ作品を描ける人だと推薦された方──。①は必須条件だが、②③は望ましい条件で、必須ではない。応募の締め切りは9月5日(木)まで。
下記のエントリーフォームから申請できる。応募要項もダウンロードできる。
https://forms.gle/Lx3Yp5sLzYyJcpgP6