都営大江戸線・中井駅(新宿区)前の伊野尾書店は、店主・伊野尾宏之氏や中井にゆかりのある選者がセレクトしたオリジナル選書フェア「中井無差別選書2024」を9月2日~10月31日の期間で開催している。
伊野尾書店は、これまで「中井文庫」と題して、文庫の選書フェアを開催してきたが、今回は単行本やコミック、児童書なども対象とし、フェア名も「無差別選書」という企画に改題。文庫フェアから数えると、今回で7回目の開催となる。
同フェアは作家、編集者、出版社社員からプロレスラー、ラジオ構成作家、バーテンダーなど、著名人から出版業界関係者、中井の個人事業主など、バラエティーに富んだ選者が特徴で、各選者が1冊を選書する。
今回は作家の石田夏穂氏、爪切男氏、川添愛氏、鈴木忠平氏などが参加しており、店頭ではおすすめの書籍を紹介する小冊子を頒価110円で販売する一方、商品購入者に対しては無償で提供している。
選者は以下(五十音順・敬称略)
新井見枝香(踊り子/作家)、石川透(目白大学メディア学部・准教授)、石田夏穂(作家)、今成夢人(プロレスラー/映像作家)、岡元大(ガードパイプ研究団団長)、カルロス矢吹(作家)、川添愛(言語学者)、こがわあゆ(ラジオ構成作家)、鈴木忠平(ノンフィクション作家)、土屋貴司(ラム酒とチョコレートのお店・バーテンダー)、爪切男(作家)、富岡志文(落合中央接骨院院長)、長崎健一(長崎書店店主)、西麻沙子(文芸誌「小説新潮」編集長)、藤澤千春(太田出版・書籍編集者)、古橋由美(楽天ブックスネットワーク)、松岡教平(音楽事務所マネージャー)、松田洋太郎(ニュートンプレス社長)、見野さくら(柏書房・営業)、山本渉(歴史研究家)、伊野尾書店店長・スタッフ