メディアドゥは10月11日、2025年2月期第2四半期(24・3・1~8・31)連結決算を発表した。売上高は24年2月に獲得した新規商流の影響もあり前年同期比10.0%増の510億5000万円、営業利益は同6.8%増の17億4000万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.2%増の5億2000万円だった。
売上高の内訳は、電子取次事業が465億3700万円、同10.5%増。日本文芸社などによる書籍・雑誌出版事業が9億7800万円、同13.9%減。「まんがセゾン」「FanTop」「エブリスタ」「フライヤー」などWebサービス運営事業が18億6600万円、同7.3%増。「NetGalley」など出版業界向けソリューション事業が14億3700万円、同21.8%増。その他事業が2億3700万円、同10.7%増。
営業利益は戦略投資事業における利益改善の影響で増益となり、親会社株主に帰属する当期純利益は出版子会社ジャイブが電子書籍の制作・販売に注力するため紙書籍事業から撤退したことに伴う事業整理損2300万円の影響などで増益率は2.2%にとどまった。
通期予想は売上高980億円、前期比4.2%増、営業利益23億円、同11.3%増、経常利益22億3000万円、同12.0%増、当期純利益13億3000万円(前期は3億1000万円の赤字)。