PRTIMES 「プレスリリースアワード2024」 11件の優れたプレスリリースを表彰

2024年11月1日

 

プレスリリースアワード2024の受賞者

 

 プレスリリース配信サービス「PR TIMES」などを運営するPR TIMESは10月28日、プレスリリースの可能性拡大に貢献した企業と担当者を表彰する「プレスリリースアワード2024」の受賞者を発表した。過去最多応募数2481件のエントリーから、11社11件のプレスリリースが受賞。最終審査に進んだプレスリリースを讃える「Best101」に、今年は高速オフセット、小学館、昭文社ホールディングスなど77社79件が選出された。

 

 同社によると、世界で初めてプレスリリースが発信されたとされるのは1906年10月28日だという。この日をプレスリリースについて考える1日にしようと、2021年に同社が10月28日を「プレスリリースの日」に制定。毎年、この日の前後にプレスリリースアワード授賞式とプレスリリースエバンジェリスト発表会を実施している。

 

 「プレスリリースアワード2024」各賞の受賞者は次の通り。

 

インフルエンス賞(発信と活用により社内外へ最も広く好意的な影響をもたらしたプレスリリースに贈る賞)
 ▽【飲み過ぎの原因は飲むペース】適正飲酒を実現する“飲みづらい”グラス「ゆっくりビアグラス」開発(ヤッホーブルーイング)

 

ソーシャル賞(社会とのつながりを表現し深めることに最も貢献したプレスリリースに贈る賞)
 ▽ヘラルボニー、障害のある人のための災害情報を届ける活動「#障害者を消さない」を始動(ヘラルボニー)

 

パブリック賞(情報の平等と信頼を実現することに最も忠実なプレスリリースに贈る賞)
 ▽新生活シーズンを前にLIFULL HOME'Sが「おとり物件」に対する不動産会社の対応実態調査&消費者への認識調査を発表(LIFULL)

 

エンパシー賞(受け手の心を動かし共感を育むことで最も飛躍したプレスリリースに贈る賞)
 ▽小学校へ入学したころの感動が時を越えて届く!「未来へつなぐタイムレター」ふわりぃランドセルの協和が続ける親と子の心をつなげるサービス(協和)

 

ヒューマン賞(プロダクトや社員、顧客に対する愛と情熱が最も感じられるプレスリリースに贈る賞)
 ▽口唇裂・口蓋裂や疾患などで哺乳が困難な赤ちゃんと家族のための哺乳器 病院と家族の声をもとに、より使いやすい仕様に改良した「ロングフィーダー」新発売(ピジョン)

 

ストーリー賞(人に語りたくなるストーリーを最も有しているプレスリリースに贈る賞)
 ▽【七越製菓】創業40周年と手揚げもち25周年を記念して、「復刻版手揚げもちしょうゆ味」を期間限定発売。(七越製菓)

 

イノベーティブ賞(既成概念に縛られず表現や用途を最も拡大したプレスリリースに贈る賞)
 ▽オレンジ、総額29.2億円のプレシリーズA資金調達を実施(オレンジ)

 

ローカル賞(発信と活用により地元の魅力を内外へ広げることに最も貢献したプレスリリースに贈る賞)

 ▽【岐阜県飛騨市】「なんとなく不調」から人間関係・家庭・性の悩みなど11~18歳の思春期の「もやもや」に寄り添います(岐阜県飛騨市)

 

グレートステップ賞(覚悟をもって発信に挑戦し、最も飛躍したプレスリリースに贈る賞)
 ▽思い出の詰まった仏壇を手のひらサイズにリノベーション 仏壇供養サービス「結壇(Yuidan)」を 2024 年 2 月に開始(稲垣塗装所)

 

特別賞(各部門賞にあてはまらないが表彰したいプレスリリースや発表者の行動を讃える賞)
 ▽「泳げない国」インドの水泳コーチを対象に岡崎市の老舗スイミングスクールが水難訓練を実施(岡崎竜城スイミングクラブ)

 

(同)
 永谷園がお客様に代わって試してみました!その数60種類以上!「冷やし茶漬けにピッタリな冷たい飲み物」セレクション(永谷園ホールディングス)

 

 

第三期のプレスリリースエバンジェリスト

 

「エバンジェリスト」32人も新たに認定

 

 また、プレスリリースの活用を促進することを専門とするPRTIMES公認の資格者「プレスリリースエバンジェリスト」について、第三期として神戸新聞社・冨居雅人氏(経営企画局局次長/教育ICT部長/NIE・NIB推進部長)ら32人を新たに認定した。

 

 同社によると、エバンジェリストの語源は「伝道師」で、プレスリリースエバンジェリストは、プレスリリースの普及活動をする現役PRパーソンのこと。「PRの民主化」の実現を目指して同社が年に一回募集し、「プレスリリースの日」前後に新規認定を行っている。広報PRだけでなく、メディアや官公庁など、発信にさまざまな立場で携わってきたバックグラウンドを持つ全国各地のプロフェッショナルが活動している。

 

 今回、第一期・第二期エバンジェリスト全27人も資格を更新し、プレスリリースエバンジェリストは59人、拠点地域は全国8地方へと拡大した。

 

 同社では、「全国の事業者にとって地域に相談できるエバンジェリストがいる状態をつくることで、これまで以上に全国各地でプレスリリース発信文化を広め、その有効性を実感していただくことを目指す」としている。

 

プレスリリースエバンジェリストについて説明するPR TIMESパートナービジネス開発室長 高田育昌氏