潮出版社は11月15日取次搬入で、児童文学作家のくすのきしげのり氏による新作絵本『オレは「最強」だったから』と、『ボクは「弱虫」だったから』を同時刊行する。
両書籍のぞれぞれの主人公である恐竜の「キング」と、ワニの「ビビリ」が入れ替わるストーリーで、恐竜画家として活躍するCAN氏が恐竜のイラストを、一方ワニやその他の動物を貼り絵作家として活動する江口ノリコ氏が担当する。
同社出版部・遠藤純副部長は「1冊でも満足できるが、2冊を読むとそれぞれの視点の違いなど、より理解が深まり、楽しみが増す仕掛けの絵本。立場が変わることによって見えてくることや気づき、心の変化を感じてもらいたい。また江口氏の細かい貼り絵の表現や、CAN氏の知識に裏付けされた恐竜たちにも目を凝らして見てほしい」と話す。
販促面においては、くすのき氏の出身地が徳島であることから、平惣徳島店での読み聞かせサイン会をはじめ、同県内でのフェアやイベントを開催するほか、12月には大阪でもワークショップやサイン会を予定している。
また全国で開催されるくすのき氏の講演会で紹介するほか、主人公がワニであることから、静岡県伊豆熱川の熱川バナナワニ園とコラボした書籍販売や原画展を実施する。なお両書籍の魅力を紹介するショート動画も作成しており、江口氏とCAN氏も自身のSNSアカウントで積極的に投稿するなど、WEB上での周知にも力を入れる。