朝日新聞社は11月26日、第29回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」にふさわしい作品の推薦を募集すると発表した。2024年に国内で刊行・発表されたマンガ作品が対象。最も票を集めた作品は候補としてノミネートされ、最終選考委員会で審議される。
手塚治虫文化賞は、日本のマンガ文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫氏の業績を記念し、志を継いでマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、手塚プロダクションの協力を得て朝日新聞社が1997年に創設した。年間を通じて最も優れた作品に贈るマンガ大賞のほか、新生賞、短編賞、特別賞があり、鉄腕アトム像(横山宏氏作)と賞金を贈る。
マンガ作品を推薦した人の中から、抽選で100人に、手塚作品に登場するユニークキャラ「ヒョウタンツギ」デザインの記念ピンバッジ(限定、非売品)を進呈する。
ヒョウタンツギは、手塚作品ファンにとってのスターキャラ。一種のギャグ生物として愛され続けている。『鉄腕アトム』や『ブラック・ジャック』、『火の鳥』など、多数の作品に突然現われる。今回のピンバッジは、「2人」仲良く並んだヒョウタンツギがデザインされている。
マンガ大賞は、最終選考委員会を経て2025年4月下旬ごろ、朝日新聞朝刊や朝日新聞デジタル、プレスリリースなどで、新生賞、短編賞、特別賞とともに発表する。