本の要約サービス「flier」を運営するフライヤーとグロービス経営大学院は12月4日から、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2025」にエントリーされた計152冊のビジネス書の中から、総合グランプリを決める一般投票を開始した。
「読者が選ぶビジネス書グランプリ」は、その年に発売されたビジネス書の中から読者(=ビジネスパーソン)が投票し、「読むべき本」を選出するコンテスト。「ビジネスパーソンの読書習慣を育てて、出版業界を盛り上げたい」という思いから創設された。
前回の「読者が選ぶビジネス書グランプリ2024」では、出版社53社からの応募に加え、フライヤーとグロービス経営大学院らが推薦した書籍を合わせた123冊がエントリー。その中から、『きみのお金は誰のため』(東洋経済新報社)が総合グランプリに選ばれ、そのほかの受賞作品とともに全国約1500店の書店でフェアが開催された。
フライヤーによると、10回目を迎えた今年は、出版社からのエントリー数が過去最多の149冊となった。それにフライヤーとグロービス経営大学院らが推薦した書籍3冊を追加した合計152冊がエントリー作品となる。
書籍は6部門(イノベーション、マネジメント、経済・マネー、自己啓発、リベラルアーツ、ビジネス実務)に分かれ、各部門のエントリー書籍から受賞作品を選出する投票をインターネット上で受け付ける。最も票を集めた書籍に今年の「日本一のビジネス書」である総合グランプリの称号を授与する。
さらに、開催10回目となる今回は、通常の部門とは別に特別賞「10年を彩るビジネス書」を設ける。既刊本を対象に、ビジネスパーソンが「この激動の10年で最も支えになった」と考えるビジネス書に投票。最も得票数が高かった書籍を選出する。
投票は「読者が選ぶビジネス書グランプリ2025」公式サイト(https://business-book.jp)から。1人各部門・特別賞3票(1冊1票)まで。投票期間は12月4日から12月27日まで。結果発表、授賞式は来年2月中旬の予定。