第172回(2024年下半期)芥川賞・直木賞の候補作発表

2024年12月13日

 日本文学振興会は12月11日、第172回(2024年下半期)芥川龍之介賞と直木三十五賞の候補作を発表した。両賞合わせて10人がノミネートされた。選考会は来年1月15日、東京都内で開催する。

 

〈芥川龍之介賞候補作〉
 ▽安堂ホセ=「DTOPIA(デートピア)」文藝秋季号
 ▽鈴木結生=「ゲーテはすべてを言った」小説トリッパー秋季号
 ▽竹中優子=「ダンス」新潮11月号
 ▽永方佑樹=「字滑(じすべ)り」文學界10月号
 ▽乗代雄介=「二十四五(にじゅうしご)」群像12月号

 

〈直木三十五賞候補作〉
 ▽朝倉かすみ=『よむよむかたる』文藝春秋
 ▽伊与原新=『藍(あい)を継ぐ海』新潮社
 ▽荻堂顕=『飽くなき地景(ちけい)』KADOKAWA
 ▽木下昌輝=『秘色(ひそく)の契り 阿波宝暦明和(あわほうれきめいわ)の変 顚末譚(てんまつたん)』徳間書店
 ▽月村了衛=『虚(きょ)の伽藍(がらん)』新潮社