文化通信社は、12月20日から第5回「ギフトブック・キャンペーン2025」を全国の書店・図書館で展開する。同キャンペーンに合わせて制作したギフトブックカタログ『先輩の本棚』は23年度まで有料で販売していたが、協賛企業の協力により24年度から無料で若者に配布している。
42社が協賛 カタログを若者に無料で配布
同社は、20年から「ギフトブック・キャンペーン」を行ってきた。『先輩の本棚』は、〝人生の先輩〟である著名人47人が若者に贈りたい本を選び、コメントとともに掲載する若者への応援本で、23年度まで約3万部を有料で販売していたが、協賛企業や東京都をはじめ、自治体の協力を得て、24年度から約15万部を無料で配布している。
対象となるのは、都立高校全校(192校・約4万人)などの高校3年生、私立大学生、「二十歳のつどい」に出席する18~20歳の若者たちのほか、書店店頭や公共図書館、企業など。
選書は、47人の著名人に加え、本のプロである書店員・図書館員各5人が行った。合計151冊の選書それぞれにコメントを記し、応援メッセージとともに紹介する。
その他のコンテンツも充実している。公益財団法人文字・活字文化推進機構理事長の山口寿一氏は巻頭言で、「本は人を育て、人をつなぎ、人と世界を結ぶ」とし、ギフトブックの習慣が広がることを祈念。また、タレントのイモトアヤコ氏、サンクチュアリ出版の橋本圭右編集長のインタビュー、講談社で働く先輩たちからのメッセージ、東京のイケてる書店、英国の素敵な書店など楽しい読みものも拡充させた。
書店と図書館のキャンペーンでは、冊子『先輩の本棚』2025(B5判・84㌻)100冊と、ポスターやPOPなど拡材を同梱したセットを提供。拡材は必要なものだけ活用できるよう、メールでのデータ共有も行う。店頭や図書館での冊子配布と、掲載図書のフェアを提案する。キャンペーン期間は、25年3月14日まで。
□後援・協賛企業一覧は次の通り(敬称略)
【後援】公益財団法人 文字・活字文化推進機構、公益社団法人 読書推進運動協議会、一般財団法人 出版文化産業振興財団、日本書店商業組合連合会、一般財団法人 全国書店再生支援財団
【特別協賛】株式会社伊藤忠商事、コーセー株式会社、敷島パン株式会社、株式会社集英社、正田醤油株式会社、創価学会、大日本印刷株式会社、東急株式会社、日本紙パルプ商事株式会社、ハウス食品グループ本社株式会社
【協賛】株式会社KADOKAWA、東京官書普及株式会社、株式会社マガジンハウス、株式会社河出書房新社、昭和図書株式会社、株式会社日本能率協会マネジメントセンター、株式会社博報堂、株式会社PHP研究所、株式会社有斐閣、株式会社朝日新聞出版、株式会社Gakken、株式会社講談社、株式会社光文社、株式会社光和コンピューター、寿精版印刷株式会社、株式会社三省堂、株式会社小学館、王子製紙株式会社、株式会社大修館書店、株式会社筑摩書房、株式会社中央経済社ホールディングス、株式会社中央公論新社、株式会社東京堂、株式会社東洋経済新報社、フォレスト出版株式会社、株式会社福音館書店、株式会社扶桑社、株式会社双葉社、株式会社文藝春秋、株式会社ポプラ社、株式会社堀内印刷所、株式会社有隣堂
□今年の選書メンバーは次の通り(50音順・敬称略)
阿刀田高、池坊専好、伊沢拓司、石坂浩二、イモトアヤコ、内館牧子、内原智史、浦上博史、大塚朝之、岡﨑裕子、小川後楽、翁百合、加来耕三、梶田真章、金子柱憲、川村元気、国谷裕子、小池百合子、小泉武夫、小林一俊、小林浩美、金剛永謹、三枝成彰、重森千靑、茂山あきら、紫舟、正田隆、末松弥奈子、田中昭德、團紀彦、遠山正道、徳川家広、友利新、中村孝則、野本弘文、幅允孝、平井伯昌、平野ノラ、南美希子、宮内義彦、ミロコマチコ、茂木健一郎、茂木友三郎、盛田淳夫、諸田玲子、横川正紀、渡辺裕太
【同時開催】プレゼント企画「本を買って当てよう!」
12 月20 日から25 年3 月14 日まで、「本を買って当てよう!」と題し、プレゼント企画を実施。期間中、全国の書店(オンラインを含む)で税込1,000 円以上購入、専用サイトからレシートを添付して応募する。書籍や雑誌のほか、書店で販売されるすべての商材が対象となる(一部対象外あり)。昨年実施された同企画には、全国から約4万8000通の応募が寄せられた。
【お問い合せ】株式会社文化通信社
ギフトブック・キャンペーン事務局
mail: info@giftbooks.jp TEL:03-5217-7730