東京都書店商業組合は、東京都中小企業団体中央会の支援を受けて街の本屋を応援する「いいコトあるよね、本屋さん」キャンペーンを開催している。11月11日にTVアニメ「ブルーロック」(講談社)とのコラボデジタルスタンプラリーを開始したのに続き、同28日からは第2弾「らき☆すた」(KADOKAWA)とのコラボで購入者限定特典プレゼントが始まった。
「いいコトあるよね、本屋さん」は、東京都内の189書店でスタート。「ブルーロック」とのコラボ企画は、イベント告知ポスターが掲出された書店を訪ね、デジタルスタンプを獲得するとARキャラクターなどイベント限定のデジタル特典を贈り、スタンプを10個集めれば数量限定の記念アイテムを贈呈する。
専用Webアプリをダウンロードし、書店店頭に掲出されたイベント告知ポスターにある二次元コードからスタンプを取得する。
「らき☆すた」とのコラボ企画は、店頭にイベント告知ポスターが掲出された対象書店で商品を購入すると、著者の美水かがみ氏描き下ろしの限定アイテムを1会計につき1個プレゼントするほか、キャラクターとのAR撮影もできるという企画。
購入者限定特典は、合計1000円以上購入で限定クリアファイル(全2種)を1枚。合計3000円以上購入で限定缶バッジ(全4種)を1個。合計5000円以上購入で限定アクリルキーホルダーを1個。合計7000円以上購入で限定アクリルジオラマスタンドを1個贈る。
AR撮影は特設サイトからアクセスできるARカメラをアイテムにかざすことで「泉こなた」「柊つかさ」「柊かがみ」「高良みゆき」のARキャラのうち1人がランダムで出現して記念撮影できる。
東京都書店組合の加盟店舗数は2024年4月時点で252と、ピークだった1984年の1426店から約82%減少。キャンペーンは書店への来店を促す取り組みとして、東京都中小企業団体中央会の中小企業組合等新戦略支援事業による特別支援「デジタル技術を活用した販売力強化プロジェクト」として実施している。
同組合は中央会の補助金事業を活用して2021年にYouTubeチャンネル「東京の本屋さん~街に本屋があるということ~」を開設しドラマ「本を贈る」や書店紹介動画を制作するなど「書店及び読書に対する価値の再認識を促すインフルエンサーマーケティング」「動画メディアによる各書店情報の発信」を実施。
2022年には「木曜日は本曜日」習慣化プロジェクト、2023年には「NFT特典を活用した書店訪問推進施策」、「デジタルサイネージによる組合書店のメディア化施策」、「各書店への、SNSを活用したマーケティング手法の導入支援」を実施している。