【訃報】読売新聞グループ本社・渡辺恒雄代表取締役主筆が死去 新聞業界の発展に尽力 報道文化の発展に貢献

2024年12月19日

 

読売新聞グループ本社・渡辺恒雄代表取締役主筆(読売新聞社提供)

 

 読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄(わたなべ・つねお)氏が12月19日午前2時、肺炎のため、東京都内の病院で死去した。98歳だった。葬儀は近親者のみで営まれる。喪主は長男・睦(むつみ)氏。後日、お別れの会が開かれる予定。

 

 渡辺氏は、1926年5月30日生まれ、東京都出身。49年3月東京大学文学部哲学科卒。50年11月読売新聞社入社、52年7月政治部勤務、68年12月ワシントン支局長、72年11月解説部長、75年6月編集局次長兼政治部長、77年7月編集局総務兼政治部長(兼務は79年1月まで)。

 

 79年6月から取締役論説委員長、80年6月常務取締役論説委員長、83年6月専務取締役論説委員長、85年6月専務取締役主筆・論説委員長、87年6月取締役副社長・主筆、90年6月代表取締役副社長・主筆、91年5月代表取締役社長・主筆、2002年7月読売新聞グループ本社代表取締役社長・主筆、04年1月読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆、16年6月読売新聞グループ本社代表取締役主筆(現職)。

 

 その他の職歴は、日本テレビホールディングス取締役、日本テレビ放送網取締役、読売巨人軍取締役オーナー(元職)、よみうりランド取締役(元職)、中央公論新社取締役、読売ゴルフ最高顧問、読売テレビ放送取締役(元職)、読売日本交響楽団評議員、正力厚生会評議員、読売国際経済懇話会(YIES)理事。

 

 主な受賞歴は、1996年9月コマンドゥール章(フランス芸術文化勲章)、2007年6月カンヌ国際広告祭「メディアパーソン・オブ・ザ・イヤー」、07年10月日本新聞協会「新聞文化賞」、08年11月旭日大綬章、12年9月文民功労勲章大十字章(スペイン勲章)。

 

 主な社外業務は、財政制度審議会委員、特別委員(1984年6月から財務省再編後の財政制度等審議会専門委員を含め2010年1月まで)、行政改革会議委員(1996年11月~98年6月)、社会保障構造の在り方について考える有識者会議委員(2000年1月~同年10月)、安心社会実現会議委員(09年4月~同年6月)、情報保全諮問会議座長(14年1月~16年6月)、日本新聞協会会長(1999年6月~2003年6月)、横綱審議委員会委員長(2001年1月~03年1月)。