読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏の訃報を受け、日本新聞協会は中村史郎会長(朝日新聞社代表取締役会長)の談話を発表した。渡辺氏は、日本新聞協会の理事を1988年7月から2003年6月まで、会長を1999年6月から2003年6月まで務めた。
談話は次の通り。
渡辺恒雄氏のご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。
渡辺氏は日本新聞協会の会長、理事として、新聞界の発展に尽力されました。協会長として、2000年6月に21世紀に向けた新たな「新聞倫理綱領」を制定されたほか、新聞経営の根幹に関わる著作物再販制度の維持に全力を挙げられるなど、活字文化の振興に積極的に取り組まれました。日本新聞協会は2007年、新聞文化賞を贈り、その功績を讃えています。あらためて長年の新聞界へのご貢献に感謝申し上げます。