読売新聞大阪本社は、「2025大阪・関西万博」のシンボルとなる大屋根リングの建設過程で生じた木の端材を使った「フォトスタンド」と「卓上時計」を発売した。端材を活用し、万博が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の推進を目指す。
フォトスタンド (税込み9900円)は幅約21センチ、高さ約19センチ、卓上時計(同9570円)は幅約12センチ、高さ約10センチ。越前漆器の木地製造技術を受け継ぐ木製雑貨メーカー「Hacoa」(福井県鯖江市)が製作した。
木材は2011年の東日本大震災の後、福島県産のヒノキを中心に同県浪江町で集積加工されたもの。万博の公式キャラクター「ミャクミャク」をイメージしたデザインで、木目を生かした温かみのある仕上がりになっている。
読売新聞大阪本社は、日本の伝統文化を守って次世代に伝えるため、この他にも伝統的な技術やデザインを用いた万博公式ライセンス商品を作り、販売している。浮世絵をテーマにした絵はがきや友禅染めの小物、京都芸術大学との協定によって企画した工芸品など計55種類に上る。詳細は下記のQRコードから。