阪神大震災30年 毎日新聞が復興の歩みを伝える写真展

2025年1月20日

 

阪神大震災の復興の歩みを伝える写真パネルに見入る人たち=神戸市中央区で2025年1月17日(毎日新聞社提供)

 

 阪神大震災の発生から30年の節目となる1月17、18の両日、毎日新聞社は独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)の協力を得て、写真パネル展示「阪神・淡路大震災-30年とその先へ-」を神戸市中央区の復興住宅「HAT神戸・脇の浜団地」で開催した。

 

 神戸市などで観測史上初めて震度7を記録し、戦後初の大都市直下型となった大震災から30年。毎日新聞は阪神大震災の記憶を次世代に継承するため、社内に蓄積のある写真や紙面を使った展開ができないかと復興住宅を管理するUR都市機構に企画を打診し、実現した。

 

 展示には、毎日新聞が運営する写真データベース「毎日フォトバンク」の膨大なアーカイブの中から「復興への歩み」をテーマに被災地で撮影された写真をより抜き、時系列で紹介。パネルには、東日印刷などが製造・販売し、日本で唯一エコマークを取得している電照布サイネージ「ルーファス」を使用した。

 

 17日は展示パネルの前で多くの人が足を止め、震災発生直後から現在に至るまでの復興の歩みを記録した写真に見入っていた。