株式会社とうこう・あいは1月23日、同社が提供する出版社専用ホームページシステム「HONDANA+」で、新たに「書店在庫を確認する機能」を搭載した。リアル書店の在庫をネットで探せるようにする「書店在庫情報プロジェクト」の実証実験として提供する。
「HONDANA+」で構築された出版社サイトの書籍紹介ページから、「書店在庫情報プロジェクト」のページにリンクし、該当書籍の在庫がある書店を一覧で確認できる。機能は「HONDANA+」利用出版社にカスタマイズメニューとして提供する。既に吉川弘文館が先行導入している。
「書店在庫情報プロジェクト」は、全国の書店在庫情報を統合し、様々なサイトやアプリから近隣で購入可能な店舗を探せるようにする取り組み。出版文化産業振興財団(JPIC)、版元ドットコム、カーリルが主催し、日本出版販売、トーハン、光和コンピューターの協力で推進している。
「HONDANA+」は、とうこう・あいが開発した出版社専用のホームページ管理システム(CMS)。2008年にサービスを開始し、160以上の出版社サイトで導入されている。21年には「HONDANA+(プラス)」としてEC機能を強化した。