『家庭画報』創刊68周年記念号 草間彌生の花の立体作品を表紙&特集

2025年2月3日

 世界文化ホールディングスは1月31日、『家庭画報3月号』『家庭画報3月号プレミアムライト版』を発売した。創刊68周年記念号となる同号では、前衛芸術家・草間彌生氏の協力を得て、草間氏の花の立体作品を表紙に採用。中面では、その創作と人生に迫る特集 〝世界を虜(とりこ)にした「前衛芸術家」草間彌生と花〟を掲載。特別付録として、表紙と同じ作品のポストカードも付属している。

 

(左)『家庭画報3月号』特別定価:1,750円(税込)、(右)『家庭画報3月号 プレミアムライト版』特別定価:1,400円(税込)/発行:世界⽂化社

 

 編集長の三田真理子氏は、「毎号『家庭画報』の表紙は、読者の皆さまのリビングを彩るような季節感のある生花で構成していますが、創刊68周年の今号は、何か特別な〝花〟をお届けしたいと思いました。そこで、世界的な前衛芸術家、草間さんの立体作品《私は花を抱いて毎日を過ごしている》をご紹介させていただくことになりました。花は単に美しいだけでなく、見る人それぞれにさまざまな感情を呼び起こす存在でもあります。長野県松本の種苗家に生まれ育った草間さんは幼少期から花畑に通い、描くことで心を静め、『植物から人生を学ぶという感覚がその作品にある』と言われます。草間さんは今までに多くの花の作品を生み出しています。愛、葛藤、苦しみ、救い、平和への希求、そして生きることへの決意を込めて。3月号の表紙、特集から、草間作品が発する強い生命力をお届けできればと思っております」と話す。

 

世界を虜にした「前衛芸術家」草間彌生と花

 

 

 世界各地で大規模な展覧会が開かれ、その動向が常に世界から注目されている草間彌生氏。ポップな水玉が代名詞で、今号の表紙を飾る立体作品も水玉に彩られている。また、モチーフとしての花も、草間作品に欠かせない存在。創造の原点は故郷・松本市の花畑にある。平坦ではなかったここまでの道のり。病と歩み、ひたむきすぎる努力の果てに到達した孤高の存在、草間彌生の花と人生に迫る。

 

特別付録のポストカード