「本を買って当てよう!」 書店がレシート印字機能で顧客サービスに活用 実施書店の地域は4倍の伸びも

2025年2月7日

 文化通信社は、書店での購入を促進するプレゼントキャンペーン「本を買って当てよう!」を開催しているが、書店がレシート印字機能を利用している地域は応募件数の伸びが大きく、前回に比べて4倍に達している地域もある。

 

 このキャンペーンは、顧客が書店で販売している商品を税込み1000円以上購入したレシートを添付して、専用サイトで図書カードや飲料、食品、雑貨など24種類の景品のなかから選んで応募すると抽選で当選する。

 

 

キャンペーン応募用QRコードなどが印字された大垣書店(上)と文苑堂書店のレシート

 

 書店がレシートへの印字機能を使って応募資格となる金額を登録することで、購入額が税込み1000円以上の場合に自動的に印字されるため、対象となる顧客へのサービスとなる。現在、大垣書店(京都市)が39店舗、文苑堂書店(高岡市)が5店舗で実施しており、応募件数は2月初めの時点で京都府は前回比453%、富山県は同158%と全体平均の伸びを大きく上回っている。

 

 キャンペーンは日本書店商業組合連合会、全国書店再生支援財団が後援。キャンペーン期間は3月14日まで。当選者には4月中旬以降に景品を発送する。応募の対象となる商品は、書籍、雑誌、文具、雑貨など書店で扱っているもの(公共料金、オンライン決済、たばこ、切手・はがき・印紙、電子マネーのチャージなど一部は除く)。

 

 レシート印字機能を希望の書店には事務局からQRコード入りのデータを提供する。問い合わせは文化通信社「本を買って当てようキャンペーン」事務局(info@giftbooks.jp)まで。応募や詳細は専用サイトから(https://giftbooks.jp/giftbook2025/)。