JANPS(新聞製作技術展)が開幕 新聞社や印刷機器メーカー 18企業・団体が出展 東京・池袋で21日まで

2025年2月20日

JANPSゾーン入口

 

 日本印刷技術協会(JAGAT)が主催する印刷・メディアビジネスの総合イベント「page2025」が2月19日、東京・豊島区の池袋サンシャインシティ文化会館展示ホールで始まった。今回は初めて、日本新聞協会と日本新聞製作技術懇話会(CONPT)が開催していた新聞製作技術展「JANPS」を併催している。page2025内にJANPSゾーンが設けられ、朝日プリンテックや読売新聞東京本社/読売システックなど18社が出展している。2月21日(金)まで。

 

 JANPSゾーンは、文化会館4階展示ホールBに設置されている。「新しい時代に向けたDX 制作技術から総合技術へ」をテーマに、デジタル化をはじめとする技術革新で大きな変革の時期を迎えている新聞業界の中で、新聞製作を含む幅広い業務にわたる最先端技術や製品を紹介している。

 

読売新聞社ブース

 

 読売新聞東京本社は、工場から販売店までの輸送過程を可視化する「新聞輸送システム」と、購読者情報を一元的に管理する「YCクラウド」を紹介している。また、読売システックは定点カメラで撮った写真を即日紙面で使える「定点カメラシステム」と、大容量かつ大量の画像ファイルを処理できる「画像受信システム」技術も紹介している。

 

 新聞輪転機や搬送設備の製造、メンテナンスなどを手がける西研グラフィックスは、自社で製造・販売しているオリジナルのクラフトビールも販売している。

 

西研グラフィックスのブース

朝日プリンテックのブース

HOUSEIのブース

 

 

そのほかの出展社は次の通り。

 

 ▽朝日プリンテック=新聞用・商業用ローラ再生装置と新聞用ブランケット復活装置を動画で展示

 ▽イワタ=「フォントは新聞社と読者をつなぐインターフェース」をテーマに、フレキシブルなフォントソリューションを提案

 ▽インテック=最新テクノロジーの紹介

 ▽コダック=日本国内で製造している無処理版の紹介

 ▽システマック=予備部品やメンテナンス情報を業界全体で共有できるプラットフォームの提案

 ▽ジェニファーソフト=WebアプリケーションとKubernetesの可視化ツールの紹介

 ▽SEOUL SYSTEM=新聞制作やニュースサイト構築ソリューションの提案

 ▽東芝デジタルソリューションズ=報道機関の取材、編集、編制業務の効率改善をサポートするAI活用報道基盤の紹介

 ▽日本電気=AIを活用した最新技術、DX推進をサポートするソリューションの提案

 ▽ネクステップ・ソリューションズ=新聞社向け会員管理・課金システム、NIEデジタル教育支援システムの提案

 ▽フジオー産業=輪転機の転売、解体撤去と輸入インキ販売、印刷現場の産廃収集運搬業務と再生事業の紹介

 ▽富士フイルムグラフィックソリューションズ=刷版開発の遍歴と再生事業の紹介

 ▽フューチャーアーキテクト=メディア業界向けコンテンツ管理サービスGlyphFeeds(グリフィード)の紹介

 ▽HOUSEI=CTSやAI技術を活用したCMS等のツールの紹介

 ▽日本新聞製作技術懇話会=日本新聞協会の2024年度新聞技術賞のパネル展示など

 

初日からたくさんの人が訪れている