太田出版 『広告実務と著作権』など2冊を電子書籍で発売

2025年3月1日

 太田出版は2月14日、日本ユニ著作権センターが発行する知的財産権の新シリーズ「テーマ別ユニ知的財産権」の第3弾として、『広告実務と著作権』『不正競争防止法と知的財産の保護』の2冊を、電子書籍として発売した。

 

 紙出版のシリーズ「ユニ知的所有権ブックス」同様、実務者のためのシリーズだが、著作権のみならず、広く知的財産権のテーマを取り上げ、ラインナップ全体で知的財産権の全体像を可視化することを目的に発行している。第3弾では、広告や商品販売を取り扱う人らが知的財産権・著作権を学ぶ、2冊を発売した。

 

 

 『広告実務と著作権』は、広告業界で長年、著作権業務に携わり、分かりやすい指導で好評な広告知財コンサルタントの志村潔氏が書いた手引書。「広告には著作権のすべて、それどころかその周辺の権利が集約している。広告を理解することは、著作権理解への最短距離でもある」と一読をすすめている。

 

 

 『不正競争防止法と知的財産の保護』の著者は、弁護士の亀井弘泰氏。「不正競争防止法を知っているか否かで、自社の商品やサービスを真似されたといった場合の対応など、大きな違いを生じてくることがある」として、本書ではその全体像と概要を紹介。特に、知的財産の保護に重要な役割を果たす条項を取りあげて、事例とともにその要件と解釈を説明、事業者が留意すべき点を紹介している。

 

 価格は2冊とも1320円(税込)。2月14日から電子書籍ストアで順次販売を開始している。