日経BP・日本経済新聞出版は3月6日、『ファラオの密室』で第22回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した山田尚史氏が、SNS上で蔓延する冷笑主義を乗り越え、AIで激変する社会を生き抜くためのアドバイスを提供する『きみに冷笑は似合わない。』を発刊する。

四六判/272㌻/1650円(税込)
著者の山田氏は、東京大学・松尾豊研究室出身のAI研究者で、深層学習技術などを用いたアルゴリズムの研究開発を手掛けるPKSHA Technologyの共同創業者、現在マネックスグループ取締役を務める。
『きみに冷笑は―』はAI、SNSが普及し大きな影響力を持つことで起きる問題や蔓延する冷笑主義に対して、山田氏が小説家、AI技術者、起業・経営者という3つの視点や知見を生かしながら、冷笑を捨て、自ら夢を掲げ、それに向かって一心に進むためのアドバイスをまとめた一冊。
20~30代のビジネスパーソンが主な読者と想定されるが、今後の人生を考える高校生や大学生にも役立ちそうな内容。同社では書店に向けて、①今の時代を生き抜くための話題書、②SNS、AI、ネットリテラシーなど関心が高いテーマを扱うビジネス書、③ミステリー作家ならではのエンタメ要素もあり、文芸・エッセイとしても手に取りやすい、と多面的な展開を提案している。
書店サイドからも「このミス大賞作家による意外な作品」、「説得力のあるビジネス書として広がりそう」、「ネットリテラシー関連書とともに展開したい」など反響の声が寄せられているという。3月中旬には日本経済新聞での広告出稿を予定している。