
追悼展では渡辺氏の発言や写真などをパネル約80枚で紹介している
昨年12月に98歳で亡くなった渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆を追悼する特別企画展「『終生一記者』を貫く 読売新聞主筆 渡辺恒雄追悼展」が、東京・大手町の読売新聞ビル3階よみうりギャラリーで開かれている。
展示では、読売新聞の経営と社論を長年リードしてきた渡辺氏の折々の発言や写真、執筆した社説などを約80枚のパネルで紹介。新聞界、スポーツ界、活字文化など多岐にわたる業績を振り返る。
また、トレードマークとなったパイプや、若き日のスクープ記事のスクラップ帳、自ら「音楽葬」のために用意したテープ、愛読したカントの著作など、遺品・愛用品など約70点も陳列する。
会場では、日本テレビの番組で中曽根康弘元首相と対談した映像や、報道番組で国内外の要人にインタビューした映像、2月25日に東京・帝国ホテルで行われた「お別れの会」の様子を撮影した映像も見ることができる。
平日午前10時~午後5時(土日休み)、4月9日まで。入場無料。