
就任あいさつをする堀井社長
北海道新聞社の堀井友二取締役企画室長が4月1日、代表取締役社長に就任し、札幌市の本社で社員向けの就任あいさつを行った。
堀井社長は、北海道新聞社の財産として、これまで築き上げてきた「メディア力」を挙げ、「道新にしかない企業としての価値であり、唯一無二だ」と強調。「これからも変化にしなやかに対応し、挑戦し続ける北海道新聞でありたい」と思いを語った。
デジタル社会のフェイクニュース問題などについて「良質なニュース環境が脅かされている」と強い危機感を表明し、「北海道の健全なメディア環境を守っていくことは、私たちの使命だ」と呼び掛けた。
同社は2027年に創業140周年を迎える。堀井社長は「これまで築いてきた信頼感と信用力の財産を生かし、新たなビジネスにもチャレンジしていく。今年はその大きな一歩にしたい」と語った。
宮口宏夫前代表取締役社長は代表権を持つ会長に就いた。