【つぶや記】文化通信2020年8月31日付

2020年8月31日

 酷暑の中、情熱の国イタリアへ思いを寄せていた時。「赤い羽根馬」フェラーリのイタリア人以外で、はじめてのデザイナー「奥山清行」を思い出しました。

 

 世界中の憧れ車、フェラーリのデザイナーチーフとなり、イタリア人デザイナーを従え、さっそうと活躍する姿をテレビで観たのはいつの事だったのか? 力強さと流線形の美しいフォルムは私の感性に響きます。山形出身の彼は帰国後、南部鉄瓶より薄手に感じる山形の名品「鉄瓶」(菊地保寿堂)から、鉄道車両(北陸新幹線・山手線)のデザインまで幅広い活躍をしています。

 

 世界で名を馳せ、日本に戻った時には、故郷を忘れず美しい日本を表現する。憧れです。奥山氏の著書「フェラーリと鉄瓶」は日本人のデザインと、ものづくりを語った美しい本でした。祥伝社等から著書多数有り。

 

【田中】

 


 

 ウィズ・コロナを前提にした世界へのシフトが進んでいるが、今後、さらに拡大すると思われるのが副業だ。実は私も今期より週3日勤務体制を開始。心理セラピストの活動に加え、小さなアパレルブランドを立ち上げた。

 

 まだ実験中で課題もあるが、メリットは大きい。異なる場所での出会いや体験から得られる知見は、会社の仕事にも大いに活かせる。遠くない未来、副業・本業の区分は薄れ、それぞれが、複数の場所で、能力を活かした仕事をする時代が来るだろう。

 

 自分の「得意なこと」を磨き、生きていく時代が来るということだ。その時、会社は「社内外から適材を集い、能力を発揮させる場」としての機能が求められ、多様な働き方の担保は大前提となる。現在、そんな環境づくりを支援するサービスができないか検討中である。

 

【須藤】