現代作曲家の巨匠!武満徹(1930-1996)は通常の音楽教育の道を歩まなかったが故に、自由の中で苦しみもあっただろうが、唯一無二の作品の数々を生んだと感じる。
研ぎすまされた感覚で自然界、人間が発する音たちに魅了され、それをいかに表現するかに、生涯を捧げたアーティストだと尊敬している。秋になると彼の代表作ニューヨークフィル初演「November Steps」(琵琶・尺八・オケ)で和楽器を再認識し、「燃える秋」で感傷に浸り、「死んだ男の残したものは」で心を揺さぶられる。
彼と一緒に森を歩き、音について語り合う光景を想像し、にやついてしまう。「波の盆」(ドラマサントラ盤)は最も推しの美しい曲です。秋の夜長、母が言っていた「武満さんは身体が音符のかたちね」を思いだしながら、やさしい武満の音に包まれたい。
【田中良子】
先日、第1 子が誕生した。3600g で生まれた女の子は、初日から一番大きな声で夜泣きをし、看護師さんから「とても元気で、ちょっと主張が強めの子ですね」とコメントを頂いた通り、なかなかにわんぱく。
育休をもらい1カ月、子育てに奮闘。授乳、寝かしつけ、おむつ替え。お風呂に入れて、洗濯して、買い物に行き、食事を作って、隙間時間に仕事をしてと、目まぐるしい日々。
誕生翌日にFB に載せた言葉がなかなか良かったので再掲。「ハッピーバースデー。君のこの星での最初の友人になれるなんて、とても光栄だ。僕はなかなか面白い奴だし、君のママは最高に愉快で可愛い人だ。周りにはとてもユニークな友人がたくさんいる。この、たくさんの祝福と愛はいつも君と共にあるよ。一緒に世界の秘密を探す冒険の旅に出よう。ようこそ、地球へ!」。
【須藤峻】